2006年09月22日


あずまんがタロット楽屋裏・キャスト編

大分公開から時間が経ちましたが、
あずまんがタロット製作過程での舞台裏でも書いてみようかと思います。

まずは22枚のカードに対して、各キャラのキャスティング。
基本的に一人一枚、一回ずつの出演ってことで、キャラをリストアップしました。
いちばん重要視したのは、各カードの持っている意味や象徴するものとキャラが合っているかどうか。
タロットの解説書やマンガ本編を読みながら、タロットに描かれた意味を吸い上げ、
イメージに合わせてキャラを当てはめていく作業。
これは結構楽しかったですね。
あずまんがキャラたちのあふれる個性にあらためて感心することもあり、
タロットをわかればわかるほど、解説書を読めば読むほど、
面白いようにキャラたちがカードにピッタリはまっていきました。

まずタロット作ろうと思った瞬間から、ファーストインプレッションで変わらなかったのは、
隠者(千尋)、死神(木村)、世界(ちよ父)あたり。
力(神楽)、月(にゃも)、節制(よみ)、塔(ジャンボ)なんかも、
わりと早めに決まってた方かな。

少し悪戦苦闘だったのは、皇帝(ちよ)、教皇(榊)。
やっぱり男性のカードってことで、なかなかストレートにイメージしづらいところがありました。
それが決まらないから、対になる女教皇(木村夫人)、女帝(あさぎ)もなかなか決まらず。
この「身分の高い4人組」(笑)は、よくよくタロットを調べて理解してやっと決まったというところ。

全体的に、割とマンガの中でのポジションがはっきりしている人ほど決まりやすく、
マンガ内でもいろんなシーンで顔を出せて、どの位置でもいけちゃう人ほど決まらなかった、
って感じかな。
具体的には風香、恵那、大阪、とも、ちよあたりが、最後まで決まらなかった組。
この辺のメンツは、ちょっと理由つければどれでも当てはまっちゃう感じするもんねー。
…、しない?

そんな中、ある日ピーンとアイディアが浮かんで「これだ!」って勢いで決定したのは、
皇帝ペンギンとパンツマン。
この2つは、ピッタリ!って感じでよかったなー。ネタ的にもね。

早く決まっていそうで意外に決まらなかったのが、愚者(よつば)。
愚者のカードの表す、
「社会の枠の外側で自由に飛び回る、天真爛漫な存在」
っていうイメージからしたら、いちばん適役かって感じもするんだけど、
なぜか最初、愚者はよつばじゃなかった。
まだ理解が浅かったころは「愚かな者」ってイメージの方が強くて、(当然愚者にはそんな意味もあるんですけど)
第一感はゆかり先生でした。(失礼?)
あと、よつばは審判のカードの方でいいと思った案があったんだよねー。
世界の終わりの代わりに夏の終わり。
桜と紅葉をバックにしたつくつくぼーしのイメージで審判のカード、っていうのが頭にあって。
カードの意味を読み進めていくうちに、結果最後は逆になりましたけれど。

戦車のマヤーも最初から変わらなかったけど、
もう一つあった案は、ちよちゃんの乗った忠吉さん。
ただ、ちよちゃんが入っちゃうと一人一役に決めた原則に反しちゃうし、
忠吉さんは力のカードで獅子がハマリ役だったし、あまり代わりの獅子役キャラも思いつかず――なんて理由も裏にあり。
やっぱり最後はカードの持っている意味から優先で、
戦車のカードの「強い意志」や「勝利」っていうキーワードに合うのは、
やっぱマヤーのほうだよね、って結論になりました。

そうそう、世界のカードで出てきた四聖獣は、他のカードでもちゃんと同じ生物にしてます。
忠吉さんは力のカードでも「獅子」だし、ペンギンの「鷲」は皇帝のカードでも描かれる題材、
「天使」のロッドは恋人のカードにも登場しています。
まあこまかいこだわりですけどね。

そして最後まで決まらなかったのが、運命の輪。
候補に残っていたのは、虎子さんかぬいぐるみたち&かみねこか、
みるちー&ゆかちゃんか、綾瀬とーちゃんかーちゃんか。
うーん、正直、地味だよね…。
それとなにより、「運命の輪」っていうカードのイメージとなかなか合わなかったんですよね。
最終的には一人一役を破る形になりましたが、
カードイメージとの合わせを優先して、あの大王メイン6人のデザインになりましたとさ。
うん、カードの意味と合わせるっていう方向性は守ったから、別に気にはしていない。


次回、○○編に続く…、かも。(タイトル未定)

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